鍼は何本打つのか?
こんにちは。骨太はりきゅう整骨院院長 鍼灸師の中舘です。
今回は鍼はどのくらい打つのか?です。
結論から申しますと、基本的には本数は多くて10本ぐらいになります。
鍼には様々な流派、やり方があります。
良く多く聞くのは、痛い場所や固い場所に鍼をどんどん打っていき、置鍼(ちしん)そのまま休んでもらうやり方です。時にパルスと言った電気を鍼に通電します
そうするとおよそ10~30本くらいになるでしょうか。(当院でも稀に行います。)
骨太はりきゅう整骨院の鍼は基本的には、単刺(たんし)という方法です。
ツボに鍼を刺して、その効果や反応を確かめていきます。
当院では「気の流れ」や「脈」などを指標にするのでは無く、
「動くようになったか?」や「柔らかくなったか?」を指標にしていきます。
その為、ツボの位置や取り方にはしっかり時間をかけてズレの無い様に細心の注意を払っております。
先日、左の腰~骨盤のぎっくり腰で来院された患者さんは、鍼2本で、ズキッという痛みが取れました。
炎症の度合いにもよりますが、このようなケースも少なくありません。
私自身、多くの本数を打たれるのが得意ではありません。
その他にも理由があります。
①本数を多くすると、「数うちゃ当たる」になってしまうから。
鍼の本数を多くすると、何が効いたかが分からないので、結果として効かなくなってしまった場合に困ってしまいます。治療内容を振り返る際には、「何が効かなかったのか?」も大事な情報になります。
②抜き忘れのリスクが増える
私は心配性です(笑)
鍼の抜き忘れは、当然のことながら本数が増えればリスクが上がります。
本数を刺してやるやり方にも多くの利点があることと思います。
ですが、以上の事から私自身にこの方法があっているので、本数は少なくしています。
なるべく最小限の刺激で、最大限快適な身体になれるように、痛みの少ない鍼を心掛けています。