ツボって何だろう?
こんにちは、骨太はりきゅう整骨院 院長 鍼灸師の中舘です。
今回のテーマはツボです。
実はツボという言い方は、あまり鍼灸師は使わない様に思います。
専門的には経穴(けいけつ)と言います。
教科書的には...。
経絡という気の流れ(無形のエネルギー)の道にあるのが経絡(ツボ)になります
経穴(ツボ)はたとえて言うならば、『駅』になります。
山陽新幹線の路線上に小倉駅があるように、経絡の上に経穴(ツボ)があります。
人が集まる大きなターミナル(気が集まっているポイント)といったイメージでしょうか。
よって良い気も悪い気もそこに集まりやすいので、治療の際には大事なポイントになります。
しかしながら当院ではこの考え方は採用しておりません。
私にはこの気を実際に目にすることが出来ないからです。
ツボには動きを制御する役割があり、決まった形で緊張し、動きに規則性をつくっています。これが正常な状態です。
そして緊張が大きくなりすぎた時、バランスが悪くなり動かなくなります。
「動かなくなった」際に「痛み」になります。
そしてこのツボを調べ、過度な緊張を取り取りのぞきます。「動く」状態になった時「痛み」が無くなると考えています。
この「動く」状態を作るのが、当院で行っている鍼治療です。
なので、胃の痛みはこのツボみたいなものでは厳密にはありませんが、ここが動かないならこのツボが原因かな?と仮説を立てながら鍼をしていきます。